一年ぶりn回目のピカジップ

今年度もGSV(PCAGIP方式)、始まりました。

とりあえず最初ということで自分のケースを検討したわけだけど、やっぱり面白いピカジップ。

    発表者としてはケースへの理解がぐっと一段、深まった感じがする。

    それは見立てを立てるにしても、今後の方針を検討するにしても、実際に会って話すにしても、全てに活かせるような感覚でもあるかな。


    最近、こんなことがあった。

    経験の浅いカウンセラーが、自分のカウンセリングをクライエントに“満足してもらえていないと思った”と言うので、理由を訊いたらその人は、

    「他の人ならもっと上手くやれていたと思う」

    と答えた。

    向上心の裏返しだと思うので、その場は“どうやればもっと上手くできたか”というのを訊いてみたけど、そのクライエントと会って、話をしたのは他ならぬそのカウンセラーであって、“他のカウンセラー”が何かできるわけじゃない。

    そこまで誰かと比べるようなものではないんじゃないかなーと心の中で思ったり。


    ピカジップに話を戻すと、そのクライエントと会って、話したカウンセラーその人が訊いたこと、感じたことが全てだし、そのカウンセラーから湧き出たものを拾い集めて自分に還していくしかない。

    ケースがうまくいっていないから、じゃあ別の人が変わりますっていうわけにはいかないからね。


    つらつら書いていくと思うのは、ケースへの「理解」が「深まる」ことで何が起こるのかっていうと、面接の場に「自分(カウンセラー)が居やすくなる」ということなのかな。

    他にもたくさんいい効果はあるのだろうけど、自分が出したケースにおいて、もっとも得たものはこれかもしれない。


    今回はそういう気づきがありましたよ、というのをここに置いておいて。

    やっぱりその気づきをくれた参加者と場に感謝したい。

    グループの力も、回を重ねていって強くなっていくといいなと思う。

    今年度もどうぞよろしく!

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